グリルの焼き鳥がパサパサな原因は?しっとり焼くコツをやさしく解説

魚焼きグリルで焼き鳥を焼くと、外はこんがりなのに中がパサパサ…そんな仕上がりになること、ありませんか。

原因はほとんどの場合、火が強すぎること焼きすぎによる水分不足で、下ごしらえと焼く時間を少し見直すだけで、しっとり感はかなり変わります。

この記事では、硬くなる理由から、ふっくら焼くコツ、部位ごとの工夫、もし失敗したときの食べ直し方までやさしく確認できます。

まずは、魚焼きグリルで焼いた焼き鳥がなぜ硬くなりやすいのか、その原因から見ていきましょう。

魚焼きグリルで焼く焼き鳥がパサパサになる原因と美味しく焼くための基本

グリルの焼き鳥がパサパサな原因は?しっとり焼くコツをやさしく解説

魚焼きグリルの焼き鳥が硬くなるのは、腕が悪いからではありません。

むしろ、火が強くて短時間で焼ける道具だからこそ、水分が抜ける前に止める見極めが少しだけ難しいんです。

最初に押さえたいのは、パサつきの中心は「火力不足」ではなく「火の通しすぎ」だということ。

この基本がわかると、魚焼きグリルでも外は香ばしく、中はふっくらした焼き鳥に近づけます。

グリル調理で焼き鳥が硬くなってしまう最大の理由

いちばん大きな原因は、鶏肉の中の水分が抜けるまで加熱してしまうことです。

魚焼きグリルは上火が強く、機種によっては下からの熱もかなり入るので、表面にこんがり焼き色がつく頃には中まで一気に温度が上がりやすいもの。

そのまま「まだ生っぽいかも」と心配で焼き続けると、肉汁が流れ、身が縮み、食べたときに口の中の水分を持っていかれるような食感になってしまいますよね。

とくに市販の串は一切れが小さいので、1分の差でも仕上がりがかなり変わります。

見た目ではまだ余裕がありそうでも、中心温度は想像より早く上がっています。

もうひとつ見落としやすいのが、焼く前の状態です。

冷蔵庫から出したてで表面が乾いている、味付けの塩を早く振りすぎて水分が出ている、串の間隔が詰まっていて熱が偏る、こうした小さな条件が重なると、同じ時間でも急に硬くなります。

とくに脂の少ない部位では差が出やすく、焼き上がりのしっとり感が変わります。

目安をつかみやすいように、原因を整理すると次の通りです。

硬くなる原因 起こりやすい場面 仕上がり
焼きすぎ 焼き色を見て不安で加熱を続ける 身が締まり、口当たりが乾く
強火に近い高温 予熱しすぎた直後にそのまま焼く 表面だけ早く乾く
下ごしらえ不足 表面が乾いたまま焼く しっとり感が出にくい
塩のタイミングが早すぎる 焼くかなり前に味付けする 余分な水分が出やすい

つまり、魚焼きグリルで失敗しやすいのは「火力が強いのに、普段のフライパン感覚で焼いてしまう」ことなんです。

ここを切り替えるだけで、焼き鳥の印象はかなり変わります。

パサつきを防いでふっくら焼き上げるための3つの鉄則

ふっくら仕上げるコツは、難しい技ではなく基本の3つに絞れます。

「乾かさない」「焼きすぎない」「焼き始めから終わりまで様子を見る」、この3点です。

まず大事なのは、焼く前に肉の表面を乾かしすぎないこと。

冷蔵の焼き鳥なら、焼く直前にさっと酒を薄くまぶすだけでも違いが出ます。

びしゃっと濡らす必要はなく、100gに小さじ1ほどが目安です。

表面に軽く水分と油分があると、急な乾燥を防ぎやすくなります。

次は加熱時間です。

魚焼きグリルは「もう少し焼いたほうが安心」と思った数十秒で、しっとり感が抜けることがあります。

途中で何度も開けっぱなしにせず、短時間で確認して、焼き色がついたら早めに返すのが失敗しにくいやり方です。

焼き時間は機種差がありますが、一般的な家庭用なら中火寄りで片面2〜3分、返して1.5〜2分ほどから確認を始めると安全でしょう。

最後は、焼いている最中に放置しないことです。

魚焼きグリルは便利ですが、焼き鳥に関しては「入れたら終わり」の道具ではありません。

先に太い串と細い串を分けて置く、端と中央で位置を替える、焦げやすい部分を奥にしすぎない。そんなひと手間で焼きムラを減らせます。

  • 焼く前に酒か薄い油を軽くまとわせる
  • 強すぎる火で一気に乾かさない
  • 焼き色がついたら早めに返して確認する
  • 串の太さや肉の大きさをそろえる
  • 不安でも焼きすぎ方向に逃げすぎない

とくに最後の「焼きすぎ方向に逃げすぎない」は、家で焼くときほど意識したいところ。

中まで火を通したい気持ちは自然ですが、鶏肉は余熱でも少し火が入ります。

焼き上がってすぐ食べるなら、取り出して1分置くだけでも中の落ち着き方が変わります。

この3つを守るだけで、魚焼きグリルの焼き鳥は「香ばしいのにパサパサしない」仕上がりに近づきます。

どうして硬くなる?グリル加熱で鶏肉の水分が抜けてしまう理由

魚焼きグリルで焼き鳥を焼いたとき、表面にはこんがり焼き色が付いたのに、ひと口かじると中がぎゅっと締まっていることがありますよね。

このパサつきの中心にあるのは、鶏肉の水分が急に抜けることと、そこから起きる縮みです。

グリルは火の入り方がとても早いぶん、うまく扱えば香ばしく仕上がりますが、少し油断すると水分が逃げて食感が一気に硬くなります。

まずは「なぜそうなるのか」を知っておくと、焼き方を変える理由がすっとわかります。

高温の直火による「肉汁の流出」がパサつきを招く

いちばん大きい原因は、グリルの高温の直火で表面だけ先に強く熱されることです。

鶏肉は温度が上がると、たんぱく質が固まりながら縮みます。

すると中にあった水分が押し出され、肉汁として外へ出やすくなりますし、出たあとはお肉の繊維が締まって、しっとり感が戻りにくくなるんです。

とくに魚焼きグリルは、フライパンのように鍋底からじわっと温める調理ではなく、上火や下火で一気に焼く構造が多いため、細い串に刺さった焼き鳥には熱が入りすぎやすい傾向があります。

「表面が焼けたから大丈夫」と思っても、中の温度は余熱でまだ上がり続けます。

この数十秒で水分が抜けることもあり、家で焼くときはここがいちばん惜しいところです。

目安として、鶏肉は火が通るにつれて体積が縮み、串のまわりにすき間が見え始めたら、水分がかなり動いているサインと考えてください。

焼き色が足りないことより、焼きすぎのほうが失敗につながりやすい、ここは覚えておくと安心です。

もうひとつ見落としやすいのが、何度もグリルを開け閉めすることです。

焼け具合が気になって何回も開けると庫内温度が不安定になり、温度を戻そうとして強く加熱される機種もあります。

結果として、表面だけ乾きやすくなることもあります。

グリルで硬くなりやすい要因を、短く整理するとこんな感じです。

原因 起こること 仕上がり
直火が強すぎる 表面が急に固まる 外側が乾きやすい
加熱時間が長い 内部の水分まで押し出される 中までパサつく
細い串や小さめの肉 熱がすぐ中心まで届く 火が通りすぎやすい
何度も開ける 温度が不安定になる 焼きムラと乾燥が出やすい

肉汁は「閉じ込めれば絶対に逃げない」というものではありません。

高温で一気に焼けばうま味が残る、というイメージを持たれやすいのですが、家庭用グリルでは火との距離が近く、串物は厚みも薄いので、一般的には焼きすぎを防ぐほうがしっとり感につながります。

鶏肉の部位によって異なるパサつきやすさの特性

同じ焼き鳥でも、部位によってパサつきやすさはかなり違います。

理由はシンプルで、脂の量と繊維の細かさが違うからです。

脂が少ない部位ほど、水分が抜けたときに口当たりの差がはっきり出ます。

反対に、脂をある程度ふくむ部位は、少し火が入りすぎてもジューシーさを感じやすいものです。

たとえば、むね肉やささみはもともと脂質が少なく、火が通ると繊維がほどけるというより、きゅっとまとまるような食感になりやすい部位です。

グリルの強い熱を受けると、その変化が早く出ます。

一方でもも肉は脂がのっていて、多少の水分が抜けても食べたときのしっとり感が残りやすいです。

皮付きならさらに乾きにくくなりますが、皮だけ焦げて中を焼きすぎることもあるので、安心しすぎは禁物でしょう。

部位ごとの違いをざっくり見るなら、次の表がわかりやすいです。

部位 特徴 パサつきやすさ
むね肉 脂が少なく繊維感が出やすい 高い
ささみ とてもあっさりしている かなり高い
もも肉 脂とうま味がありやわらかい 低め
皮付き肉 脂でしっとりしやすい 低め

市販の串でも、見た目が同じ大きさなら同じように焼けるとは限りません。

小さくカットされたむね串は、1本の中で火の通りが一気に進みやすく、ほんの1分の差で食感が変わることがあります。

逆にもも串は多少余裕があります。

この違いを知らずに全部同じ時間で焼くと、むね肉だけ硬く感じやすいんです。

つまり、グリルで焼き鳥がパサパサになるのは、腕がないからではありません。

火の強さと部位の性質が合わないと起こりやすい、ごく自然な失敗です。

原因がわかると、次は「どの部位に、どんな下ごしらえや焼き時間が合うか」を考えやすくなります。

ふっくらジューシーに仕上がる!グリル焼き鳥の簡単下ごしらえと焼き方のコツ

魚焼きグリルで焼き鳥をしっとり仕上げたいなら、いちばん大事なのは焼く前に水分を持たせることです。

火加減より先にここが整っていると、表面に香ばしさがついても中が硬くなりにくくなります。

逆に、下ごしらえなしで強火に入れると、見た目はおいしそうでもひと口目で「あれ、ちょっと締まりすぎたかも」と感じやすいんですよね。

この見出しでは、家で試しやすい下ごしらえと、焼きすぎを防ぐ時間の目安、味付けの順番まで、失敗しにくい形で整理していきます。

お肉を柔らかく保つ「魔法の水分補給」下ごしらえ

いちばん手軽で効果が出やすいのは、焼く前に鶏肉へ水分と油分を少し入れておく方法です。

鶏肉は加熱で縮むと中の水分が抜けやすく、とくに小さめに切った焼き鳥はその影響を受けやすいもの。先に保水させておくと、グリルの強い熱を受けても身が締まりすぎにくくなります。

おすすめは次の3通りです。

  • 塩水につける:水200mlに塩小さじ1を溶かし、15〜30分つける
  • 酒をもみ込む:鶏肉200gに酒小さじ2をなじませ、10分置く
  • 油を薄くまぶす:焼く直前にサラダ油かごま油を小さじ1弱からめる

時間がある日は塩水、急ぐ日は酒と油の組み合わせが扱いやすいです。

塩水につけたあとは、表面の水気をキッチンペーパーで軽く取ってください。

びしょっとしたまま焼くと焼き色がつきにくく、香ばしさが弱くなります。

むずかしく考えなくて大丈夫で、表面に水滴が残らないくらいで十分です。

ひとつ注意したいのは、長時間つけすぎると塩気が入りすぎて食感も変わること。

冷蔵庫で半日以上置くより、短時間で切り上げたほうが家庭の焼き鳥には向いています。

下ごしらえ 向いている部位 目安時間 仕上がり
塩水 むね肉・ささみ・もも肉 15〜30分 中までしっとり
もも肉・むね肉 10分 やわらかくなりやすい
全部位 焼く直前 表面が乾きにくい

串に刺したあとに身をぎゅうぎゅう詰めにしないのも、小さいけれど効く工夫です。

少しすき間があるほうが熱が回りやすく、片面だけ焦げて中が遅れる失敗を減らせます。

ジューシーさを逃さないグリルの火加減と加熱時間

焼き鳥は強火で一気に焼くより、中火寄りで短く仕上げるほうがパサつきにくくなります。

魚焼きグリルは火力が高く、表面だけすぐ色づくので、中まで火が通る前に焼きすぎと思いにくいのが落とし穴です。

まずは1〜2分予熱して、網がほんのり温まった状態から焼き始めます。

そのうえで、一般的なサイズの焼き鳥なら片面2〜3分、返して2〜3分がひとつの目安です。

もも肉は合計4〜6分、むね肉やささみは合計4〜5分くらいから様子を見ると失敗しにくいでしょう。

串の先や皮だけが先に焦げそうなら、アルミホイルを小さくかぶせて守る方法も使えます。

焼けたか不安なときは、いちばん厚い部分を少し開いて確認するのが確実です。

透明っぽい肉汁ではなく、うっすら澄んだ汁になっていて中が生っぽくなければ十分。何度も押したりひっくり返したりすると肉汁が出やすいので、返すのは基本1回で足ります。

両面焼きグリルなら火の通りが早いぶん、表示時間より1分ほど短く見るくらいでちょうどいいことがあります。

焼き上がったら、すぐ食べずに1分だけ置くのもおすすめです。

肉汁が少し落ち着いて、口に入れたときのしっとり感が残りやすくなります。

タレと塩どちらがパサつきにくい?味付けのタイミング

パサつきを防ぎやすいのは、焼き方まで含めると塩のほうです。

タレは糖分が入るぶん焦げやすく、焼き時間が少し長引くだけで表面だけ先に固くなりやすいためです。

塩で焼くなら、下ごしらえ後にごく軽く振ってそのまま焼けば大丈夫。

塩を強く振りすぎると水分が出やすくなるので、片面にひとつまみずつくらいで十分です。

タレ味にしたい場合は、最初からたっぷりつけて焼かないほうがきれいに仕上がります。

おすすめの順番は、まず7〜8割火を通してから薄く塗り、返してもう片面にも塗り、最後に20〜30秒ずつ軽く焼く流れです。

こうすると香ばしさはつくのに、タレの焦げで肉が締まりにくくなります。

市販の焼き鳥のタレでもできますが、濃いタイプは少し酒を足してのばすと扱いやすいです。

タレを何度も重ね塗りして長く焼くと、しっとり感より焦げやすさが勝ちます

見た目の照りを出したいときは、焼き上がり直前に一度だけ塗るほうが、家庭のグリルでは失敗が少なめです。

迷ったら、最初は塩で焼いて、食べるときにタレを少しかける方法でも十分おいしくなります。

グリル調理で大切なのは味の濃さより、焼きすぎない順番づくり。ここが決まると、焼き鳥の食感がかなり変わります。

むね肉もささみもパサつかない!部位別の工夫と冷凍焼き鳥の美味しい焼き方

グリルの焼き鳥がパサパサな原因は?しっとり焼くコツをやさしく解説

魚焼きグリルで焼き鳥をおいしく仕上げたいなら、いちばん大事なのは部位ごとに焼き方を変えることです。

同じ鶏肉でも、むね肉とささみは水分が抜けやすく、もも肉や皮は脂が落ちすぎるとおいしさが減ります。

そこを少しだけ意識すると、家のグリルでも「硬い…」になりにくくなりますよ。

パサつきがちな「むね肉・ささみ」をふんわり焼くアイデア

むね肉とささみは、最初から強火で焼き切ろうとしないのがコツです。

この2つは脂が少ないぶん、表面が乾いた瞬間に中の水分まで逃げやすく、焼き鳥にすると差がはっきり出ます。

とくにささみは細いので、あと30秒が長すぎることもあります。

先にひと工夫しておくと、ふんわり感がかなり変わります。

  • 焼く20〜30分前に酒を薄くまぶす
  • 塩は焼く直前にふる
  • 表面にごく薄く油をからめる
  • ひと串の大きさをそろえる

酒は表面をしっとりさせやすく、油は乾燥の進みすぎを防ぎます。

塩を早くふりすぎると水分が出やすいので、下味を濃くしたい場合以外は直前が無難です。

串に刺すなら、厚みを1.5〜2cmほどでそろえると火の入り方が安定します。

むね肉はそぎ切り気味にして、繊維を短くするのもおすすめ。

食べたときのほぐれ方が変わります。

ささみの筋を取らずにそのまま焼くと、縮んで硬くなりやすいです。

ひと手間ですが、筋を抜いてから使ったほうが失敗しにくいでしょう。

部位 下ごしらえ 焼き方の目安
むね肉 酒・薄い油・直前の塩 弱めの中火で短時間、途中で1回返す
ささみ 筋取り・酒・直前の塩 表面が白くなったら早めに返し、焼きすぎない

火が通ったか心配なときは、いちばん厚い部分を少し開いて、中心がほんのり白くなっていれば十分です。

透明感が消えた直後くらいで止めると、余熱でちょうどよくなります。

脂を程よく残す「もも肉・皮」のジューシーな焼き方

もも肉と皮は、乾燥対策よりも脂を落としすぎないことが大切です。

魚焼きグリルは余分な脂が落ちて香ばしくなる反面、長く焼くと旨みまで減ってしまいます。

もも肉は、皮目を上にして焼き始めると脂が中に残りやすく、身が縮みにくくなります。

途中で一度返し、焼き色がついたら仕上げる流れが失敗しにくいです。

皮の多い串は、最初から焼き色を追いすぎないほうが安心。

見た目はまだ少し白いかな、くらいで返すと、最後にちょうどこんがりします。

グリルの受け皿に落ちた脂がはねると、表面だけ急に焦げることがありますよね。

そんなときはアルミホイルをふんわり敷き、端だけ少し開けて熱を逃がすと焼きむらを抑えやすいです。

ただし密閉すると蒸れて皮がべたつくので、ぴっちり包まないこと。

塩味の焼き鳥なら、焼く前に塩、焼き上がりに少量の追い塩で整えると、塩気は立つのに水分は抜けにくいです。

皮串は焼いたあと1分ほど置くと、表面の脂が落ち着いて食べやすくなります。

市販の冷凍・チルド焼き鳥をグリルでふっくら温め直す方法

市販の冷凍やチルドの焼き鳥は、最初から火を通すというより、温め直しで水分を飛ばしすぎないことがポイントです。

すでに加熱済みの商品が多いので、生肉と同じ感覚で焼くとパサつきやすくなります。

冷凍品は、できれば冷蔵庫で半解凍してから焼くと中まで温まりやすいです。

急ぐ日は凍ったままでも大丈夫ですが、弱火寄りで始めたほうが失敗しにくいでしょう。

  1. グリルを1〜2分だけ予熱する
  2. 焼き鳥をアルミホイルにのせる
  3. 酒または水を小さじ1ほど全体にふる
  4. 弱めの中火で2〜4分温める
  5. 最後30秒だけホイルを開いて表面を香ばしくする

タレ味は焦げやすいので、最初からむき出しで焼かないほうが安心です。

塩味は乾きやすいので、酒を少し足すとしっとり戻りやすくなります。

チルド品は冷蔵庫から出してすぐ焼くと、中心が冷たいまま表面だけ熱くなることがあります。

5分ほど室温に置いてから温めると差が出にくいです。

市販品で地味に困るのが、串の先だけ焦げること。

気になるなら串の部分に小さく折ったアルミホイルを巻くと、見た目も食べやすさも崩れません。

温め直しは「熱くする」より「乾かさない」が正解と考えると、グリルでもおいしく仕上げやすいですよ。

もしパサパサになっても大丈夫!リメイクレシピとフライパンでの焼き方

焼き鳥が少し硬くなってしまっても、そのまま失敗にしなくて大丈夫です。

水分を足して食べやすくする方法と、次から焼き方を変える方法を知っておくと、おうち焼き鳥のハードルがぐっと下がります。

ここでは、パサパサになった焼き鳥の救済と、グリルとフライパンの違いを、迷わず選べるように整理していきます。

硬くなった焼き鳥を美味しく食べる簡単アレンジ料理

硬くなった焼き鳥は、そのまま温め直すより水分と油分を少し足して別の料理にするほうが、食感がぐっと戻りやすいです。

焼きすぎた鶏肉は中の水分が抜けているので、再加熱だけするとさらに締まりがちです。

そこでおすすめなのが、煮る・和える・卵で包む、この3方向。

とくに串から外して使うと、味がなじみやすくて食べやすくなります。

アレンジ 向いている焼き鳥 おいしくなる理由
親子丼 タレ味・塩味どちらも可 だしと卵で水分を補える
焼き鳥茶漬け 塩味・もも・ささみ 熱いだしでほぐれやすくなる
マヨしょうゆ和え むね肉・ささみ 油分で口当たりがやわらぐ
甘辛炒め もも・皮 酒を使うと表面がしっとりする

いちばん失敗しにくいのは親子丼です。

小鍋にだし100ml、しょうゆ小さじ2、みりん小さじ2、砂糖小さじ1を入れ、玉ねぎを煮てから串を外した焼き鳥を加えます。

1分ほど温めたら溶き卵を回し入れ、半熟で火を止めれば完成。

すでに火が通っている焼き鳥を長く煮ないのがコツで、再加熱は1〜2分が目安です。

ここで煮すぎると、せっかく足した水分まで飛んでしまいます。

さっぱり食べたい日は、焼き鳥茶漬けも相性がいいです。

ごはんに刻み海苔、ほぐした焼き鳥、青ねぎをのせて、熱いだしかお茶を注ぐだけ。

タレ味ならわさび、塩味なら柚子こしょうを少し添えると、重たくなりません。

夜食にも向くやさしい食べ方です。

お弁当用なら、マヨしょうゆ和えが手早いでしょう。

細かく割いた焼き鳥を、マヨネーズ小さじ2、しょうゆ少々、白ごまと和えるだけで、口の中でぼそぼそしにくくなります。

個人的には、少しだけ酢を落とすと味が締まって食べやすいです。

  • タレ味は「丼・炒め物・卵とじ」に向く
  • 塩味は「茶漬け・和え物・スープ」に向く
  • 再加熱は短時間で止める
  • 串は先に外しておくと食べやすい

そのまま食べることにこだわらず、別の料理に変えるほうが、おいしさは戻しやすいですよ。

グリルとフライパンはどっちが良い?それぞれの仕上がりの違い

しっとり仕上げやすさを優先するなら、最初の一回はフライパンのほうが安定しやすいです。

一方で、香ばしさや焼き鳥らしい焼き目がほしいなら、魚焼きグリルにもちゃんと強みがあります。

つまり、どちらが上というより、求める仕上がりで使い分けるのがいちばんです。

比較項目 魚焼きグリル フライパン
香ばしさ 出しやすい やや控えめ
しっとり感の保ちやすさ 火加減を誤ると難しい 保ちやすい
焼き時間の短さ 短い やや長い
様子の見やすさ 見えにくい機種もある 見ながら調整しやすい
後片付け 網の掃除がやや手間 比較的簡単

グリルは上火が強く、短時間で表面に焼き色がつきます。

そのぶん、細い串や小さめの肉は火が通りすぎやすく、気づいたときには硬くなっていた、ということが起こりがちです。

忙しい夜に「あと30秒」を見逃すと差が出ます。

フライパンは直火の強さがやわらぐので、水分が抜ける速度も比較的ゆるやかです。

ふたをして弱めの中火で蒸し焼きにし、最後だけ火を少し上げて焼き色をつけると、パサつきにくくなります。

焼き鳥を家で作り慣れていないなら、まずはこの方法のほうが安心です。

フライパンで焼く手順はシンプルです。

  1. 薄く油をひいたフライパンを中火で温める
  2. 焼き鳥を並べ、片面1分半〜2分焼く
  3. 裏返して大さじ1の水か酒を入れ、ふたをして2分蒸し焼きにする
  4. ふたを外し、汁気を飛ばしながら30秒ほど焼いて仕上げる

タレは最初から入れず、最後に絡めるのも大事なポイントです。

早い段階で入れると焦げやすく、焦げを避けようとして火を長く入れてしまい、結局パサつきやすくなります。

香ばしさ重視の日はグリル、失敗しにくさ重視の日はフライパン。

この基準で選ぶと迷いません。

焼き鳥が少し硬くなってしまった日でも、直し方を知っていれば十分おいしく楽しめます。

グリルで美味しい焼き鳥をパサパサにせず焼くコツまとめ

魚焼きグリルで焼き鳥がパサパサになる主な原因は、水分の抜けすぎ火の通しすぎです。

下ごしらえでうるおいを補い、火加減と焼き時間を控えめに整えることで、おうちでもしっとりした食感に近づきます。

むね肉やささみはひと工夫が必要ですが、もも肉や市販の冷凍品も焼き方次第でおいしく仕上がるでしょう。

強火で一気に焼きすぎないこと、そして味付けのタイミングを見直すことが失敗を減らす近道です。

まずは一度、少量の焼き鳥で焼く時間を短めに試してみてください。焼き上がりを見ながら1分ずつ調整すると、自分のグリルのくせもつかみやすくなります。もし少しかたくなっても、温め直しや簡単なアレンジで十分おいしく食べられます。気負わず、今日の一串からしっとり食感を目指してみてくださいね。

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